吃音(どもり)症状

吃音(どもり)症状と人間の認識システムの関係

人間の認識システムというテーマとなります。これは何かと言いますと結論になるんですが、この人間の認識システムこそが吃音の正体と言っていい事になります。これだけだと意味がわからないと思いますのでこれから順を追って説明していきます。

 

 

我々は視界に入るものを正確に見ているわけではないという事が最初に理解して欲しい事の一つになります。正確に見てるわけではない事ですが、ここで言う見える見えない基準というのが目の前にあるかどうかという事ではなくて、認識できているかいないかという事になります。視界に入る・見える事と認識というのはニュアンスが違うのです。

 

 

認識ってわかりますか?例えば町中を車で走っているとしますよね。町中なので、何台もの車とすれ違っている訳です。すれ違っている何台もの車というのは確かにあなたの視界に入ってきてますので見えてる訳ですよね。でも、この場合はただ視界に入ってる・ただ見えてるだけであって、認識はできてない事になります。

 

 

もしあなたが欲しいと思っている車とか、あなたが所有している車とか、あなたの興味の対象になる車があなたの視界に入ってきたらどうなるでしょうか?普通は「あっ」と目に止まりますよね。例えばベンツが欲しいと思い始めた途端に街中ベンツばかり見るようになったという話を聞いた事がある人もいると思いますが、簡単に言うとこれが認識している状態となります。ただ目の前にあって、ただ視界に入ってるだけというのは見えてないのと同じなんです。

 

 

非吃音者にとって吃音どもり症は認識すらされてない事ですが、どもりは恥ずかしいとか、絶対にばれてはいけないとか、吃音は悪しき存在だという認識をしているのは吃音者だけなんです。非吃音者にとって吃音どもり症は別に悪でもなんでもない言いましたよね。本来は話すことも吃る事もひとつといいましたよね。誰かが目の前で吃っても、あ、どもった、とか噛んだ、とか一瞬思うだけで、それ以上でもそれ以下でもないのです。それが普通の感覚なんです。

 

 

試しに誰か近しい人に言ってみて欲しいですね。自分は吃音者である事を告白して欲しいんです。勇気が要ると思いますが、言ってみたらわかるんですが、「ふーん」とか「それで?」とか、そういう素っ気ない反応で返答されると思うんです。これは別に冷たい訳では無くて、ただ無関心なだけなんです。わざわざ吃音というのを認識してないから無関心なんです。

 

 

つまり非吃音者にとって吃音というのは見えてないけど同じなんです。でも吃音者は非吃音者に劣等感を持っていたり、必死で吃音どもり症を隠そうとしているのです。非吃音者に見えてないのに隠そうと。ここに大きな認識の違いがあるのは明白ですね。

 

 

その認識の違い、同じものを見てるのに吃音者にとっては見えていて非吃音者にとっては見えていない。同じ車が視界に入っていても、ある人はその車が視界に入ってもある人には見えてない。このようにあるものを見えるようにしたり見えなくしたりしているのは紛れも無く私達人間に備わった認識システムによるものです。認識システムこそがあるモノを見えるようにしたり、見えなくしたりしているという事です。

 

 

つまり、我々は現実世界そのものを見ているわけではなく、独自の経験や記憶や解釈を基準にした想像の世界に生きているという結論を導く事が出来るんです。

 

 

人間というのは人によって育った環境とか文化とか全く違うんです。その過程で教えられて来た事とか、信じるようになった事とか、経験した事というのは違いますよね。だから人によって見えている世界が違うんです。視界に入っているものが同じでもそれに対する認識が違うから一人ひとり見ているものが違う事になります。

 

 

例えば犬についてです。犬について雑談してくださいと言われれば普通に雑談位できると思いますが、犬と言われて頭に思い浮かぶ犬のイメージは一人ひとり違いますよね。ダックスフントを思う人もいればチワワの人もいますし柴犬を思い浮かべる人もいると思います。これが猫でも一緒です。

 

 

人間でも同じです。例えばお互い共通の友人について思い出す場合でも、その友人に対する理解度や印象とか好感度というのは各々違いますから共通の友人の話をしても認識の違いというのは絶対ありますよね。我々人間というのは普段からお互い異なる認識同士てコミュニケーションや会話をしている訳です。

 

 

その認識のズレがある一定の臨界点を超えた時に誤解とか衝突とかドラブル・ディスコミュニケーションが起こる訳です。だから他人とコミュニケーションや会話をするというのは簡単なことでは無いのでコミュニケーション・スキルというのはとても素晴らしい能力の一つなんです。

 

 

とても面白い話がひとつあるんですが虹ってありますよね。虹って何色だと思いますか?多分七色って発言してくれると思います。知ってる人もいると思いますが、実は虹が七色というのは日本人特有の文化なんです。アメリカとか英語圏では虹は6色と教えられるんです。中にはローデシアという言語を使う民族は虹が3色にしか見えないようですし、パッサゴという言語を話す少数民族は虹が2色にしか見えないらしいのです。

 

 

4色とか3色までなら何となくわかると思いますが、2色と言われると理解しがたいですよね。でも実際に彼らには2色にしか見えない訳です。なぜならそういう教えとか文化とかの環境の中で育ってきたからです。僕、中村しょうが話している内容でも、吃音症は身体的な原因以外では絶対ないとする強い認識とか先入観を持ったまま聞いたとしたら何言ってんだこいつバカじゃねえのとか思うのが人間なんです。

 

 

繰り返しますけど我々は現実世界そのものを見ているわけでなく、独自の経験や記憶や解釈を元にした想像・イメージの世界に生きている事になります。まずはこの事を念頭に置いて下さい。

 

 

 

 

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